カッコイイ
ツェッペリンの「移民の歌」のカバーに合わせたオープニングの疾走感
質感の異なる黒くメタリックでクール、フィンチャーの昔のpvがさらに進化したような映像
2年前日本でも公開、スウェーデン発の世界的ベストセラー小説を基にした
「セブン」「ファイトクラブ」「ソーシャルネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督がリメイク
40年前に起こった大富豪の令嬢の失踪事件の謎を解き明かすことをベースにしたミステリー。
スウェーデン版の3部作は全部観たけど原作は未読。
先に内容知ってるとどうしてもやっぱり比べちゃう。
オリジナル版の1作目「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」の時にも書いたけど
40年前の、といっても古すぎて主人公とは接点のない人物の話を突き詰めて行くので
なんか初めからあまり惹かれない。
犯人がわかったところで驚いたりもなかったし、、、、。で
むしろその続きの「ミレニアム2 火と戯れる女」
リスベットの過去が暴かれるストーリーでわたしはそっちの方が楽しめたんだけど、、、、
かといって、もともとこのシリーズ好き!って公言出来るほどでもなく
フツウに楽しめたという感じだったので特に思い入れもなくー。
フィンチャー版はどうなってるかな?くらいの興味で観て来ました〜
あ、もちろんダニエルみたさも。
40年前に姿を消した少女を捜すため、彼女の血縁である大企業の重鎮が
月刊誌「ミレニアム」の敏腕ジャーナリストに捜索を依頼する。
ジャーナリスト、ミカエルにダニエル・クレイグ。
ダニエルのメガネ姿萌え
こうみえてもダニエルまだ43歳☆
オリジナル版は、「ミッションインポッシブル ゴーストプロトコル」で
トムの敵を演じたマイケル・ニクヴィスト。
ドラゴンタトゥーの女、リスベットに「ソーシャルネットワーク」のルーニー・マーラ。
180度違うイメージで脱ぎも挑戦。
ソーシャルネットワーク時
オリジナル版の「シャーロックホームズ2」にも出演のノオミ・バラスに比べ薄味で迫力も薄まっちゃった。
やる気と情熱なさそーな冷めた感じ
これもまたアリなのか
やがてマイケルは破天荒な天才ハッカー、リスベットと組んで調査をすることに。
二人が会うまでがまたけっこう長いんだよね。
不倫の女編集長エリカにはロビン・ライト。
原作を読んでる人はもっとあれこれあるのかもしれないけど
オリジナル版未見の方がやっぱりストレートに楽しめるみたい。
3部作観てるとどうしても比較しちゃうのは仕方ないかな。
でも、ハリウッド版も原作に基づき、舞台はスウェーデン、登場人物の名前も全て同じにしたよう。
そして主要なスタッフの何人かはオリジナル作品を観ないで撮影に臨んだという。
大まかな流れはほぼ同じだけど、最後の最後15分くらい?がまったく違う展開が用意されていた。
月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル。そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に 起こった兄の孫娘失踪事件の調査依頼が舞い込む。連続猟奇殺人事件が失踪にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、 リスベットにリサーチ協力を求める。
5/10(53点)
ややネタバレあり
もともとオリジナルの方もそんなに楽しんだ方でもないけど
オープニングの疾走感から一転、はじまると急に失速。
長さ感じない!って言う人も多いようだけどわたしはとにかく全体が長く感ちゃった
(実際長くて2時間38分)
フィンチャー版ではその続き2部分はどうするのかと思ったらこの1本で終わりみたいね。
ミステリー部分はさておき、オリジナル版ではつかず離れず、徐々に近づく
ミカエルとリスベットの微妙な距離感が楽しめたんだけど、こちらではそれは皆無。
過去の嫌な出来事から深い傷を持っているリスベットが、男性よりも女性好きで
そのわりにミカエルに気持ちがいくのが早い。
出逢っていつの間にかあっという間に寝てた
相手がジェームスボンド。ダニエル、かっこよすぎだもんね(笑)
ルーニー・マーラのリスベットは、仕事しながら横になりさりげなくボディタッチしているミカエルに
「もっと触ってて」なんて言う可愛いキャラなのね
いやわたし個人的には断然、ノオミのリスベットがカッコ良くてドラゴンタトゥーの女!
って感じで好きだなー。
そしてミカエルへの想いを強調したラスト。
つまらなくもなかったけど、フィンチャー版として補足で付けたラスト付近が
入らなかった様に思えちゃった。お楽しみサプライズなんだろうけど。
最後も、続く〜!という感じじゃないし
リスベットの過去、父親との関係とトラウマは謎のまま。
変装してスイスの銀行に多額の口座をいくつかつくっていれて、、、、
の一仕事のあと、
プレゼントしようとしてダニエルの家を訪れると編集長といちゃいちゃのシーンみて
悔しくなりプレゼントとカードはゴミ箱へ。
そしてバイク股がり、,,,なんだかあっけなく終わっちゃった感じ。
あ、そうそう これも書いておかなくちゃ。
「ドラゴンタトゥーの女 ぼかし」。
観る前からツイッターの自分のタイムライン上に
モザイク、モザイクってモザイクワード出して感想いう人だらけ。
あ〜〜!もう、言わないで!そんなの聞きたくない
と思ってたのでツイッターでは言わなかったけど
実際あのモザイクはないわ、いまどき。
隠すなら撮らなきゃいいし、それともやっぱり映倫関係なのか
これまでだってヌードぜんぶだしの映画はあったのにね。
そういえば未だにわたしのblogの検索ワードでよく出てくる
「ぼくのエリ ぼかし」 日本版だけモザイクで相当ヘンだったけど。
あれもハリウッドリメイクされたスウェーデン映画だったなぁ。
デヴィッド・フィンチャーにはオリジナル作品で今後はずっと勝負してもらいたいな
The Girl with the Dragon Tattoo 2011年 アメリカ 158min
2月10日(金)より、公開中〜
スウェーデンオリジナル版
NYプレミアにて
2/10 監督とルーニー・マーラ、来日ジャパンプレミア。
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