主演のメリル・ストリープが英国女首相、マーガレット・サッチャーをそっくりに演じ
アカデミー賞主演女優で3度目のオスカーをとった事でも話題。
おめでとー
監督は、ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」でもメリルと組んだ女性監督フィリダ・ロイド。
確かに言われてみるとどこか女性監督らしい目線な気もする
帰って調べたら脚本家は、こちらも今月公開で話題の「SHAME-シェイム-」の脚本家、アビ・モーガン。
試写にて鑑賞。
今回は珍しく星の数から。 4/10(48点)
そもそも、メリル・ストリープが演じてる、どこまで似せてるのか?なんて興味で観たいと
思ったわけだけど、正直この首相の事なんてハッキリ言って興味もなかったし
西洋初の女性首相で長く(11年以上)も続いたってことくらい。
かなりタレ目なんだよね、サッチャー。
だからストーリーの面白さにはそんなに期待してなかったし、
逆に言えば、メリルがどれだけ別人になりきったか?を確認するためにみたという感じも。
だからこれはこれで満足? 後半つまらなかったけど、、、、
同じく知らないしそれほど興味もなかった「英国王のスピーチ」があんな風に面白く映画らしく見せてくれた
ということを思ったら、ドキュメンタリーとか回顧録じゃなくて映画なんだからもっと
脚本的に面白く、興味深く描いて欲しかったなとは思う。
「J・エドガー」でもそれは感じた事なんだけど。
これって映画には娯楽性をどこかに求めてしまうからなんだろうな。
なんて冷静に思ったり。
または、サッチャーの孤独の裏で女ひとり戦う姿に共感出来れば惹き込まれるのかも。
物語は、認知症のため朦朧とした意識の中で昔を回想する81才のサッチャーの数日間。
若き日のマーガレットには、アレクサンドル・ローチ。何か出てたかな?と思ったら新人みたい。
雑貨屋の娘として生まれたマーガレットが、若かりし頃に市長だった父親の影響を受け政治家になる夢を持ち、
当時は完全に男性社会だった政治の世界に進出。
生涯彼女を支えた優しい夫、ジム・ブロードベント演じるデニスとの出会い、
たった一人初の女性議員として首相に就任。どん底まで落ち込んでいた経済を立て直すことに成功。
アルゼンチンとのフォークランド戦争でも勝利。
その一方で、強固な信念とその性格から鉄の女とまで言われ国民や政界の仲間から反発を買ったり。
年齢を追いながら彼女の記憶に残る、栄光と挫折の日々。
劇中では、メリルは サッチャーが首相だった50歳代か〜80歳代までを演じる。
前に予告篇みて母が「ほんとサッチャーそっくり」っていってたけど
喋り方、笑い方はもちろん、手の上げ方、振り向き方、歩き方?ちょっとした仕草や挙動
がっつり研究したんでしょうね。役を演じるにあたっては当り前だろうけど。
オープニングから年をとって普通のお婆さんになったサッチャーの登場。
サッチャーを知らなくても、別人になっちゃったことはひと目でわかる。すごいわ
邦題ってよく意味不明を防ぐ為かサブタイトルつくけど
今回もなんかいらない気がするな〜。しかし原題の「THE IRON LADY」だと
「アイアンマン」みたいだな(笑)
そういえば最近演じてる役者の名前タイトルにつけるのは見かけないなー
あれってB級とか駄作多いもんね
「メリル・ストーリープの マーガレット・サッチャー」 なんてね
メリル様のサッチャーを観たい方、マーガレット・サッチャーの人物に興味がある方はぜひ★
雑貨商の家に生まれたマーガレットは市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャー がプロポーズする。「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットをデニスは寛容に受け入れる。双子にも恵まれ、幸せな家庭を築く 一方でマーガレットは政治家としての階段も昇り始める。失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだった。だが、彼女はその困難に立ち向か う。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、深い孤独を抱えたまま、たった一人で闘い続けた。
ー現在のロンドン。どんなに苦しい時も支え続けてくれた夫デニスは既に他界した。だが、マーガレットは未だに夫の死を認識していないのか、時折不可解な行動が目立つ。思い出の洪水の中で、デニスの遺品を手に取り、彼女はつぶやく。
「あなたは幸せだった?」と。
THE IRON LADY 2011 イギリス 105min
3月16日より、ロードショー
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