人は、お金があれば、幸せか
いやー、幸せだと思うよ。ある程度は、ないよりかは。
だって本当にお金がないと、実際なんにもできないもの。
なーんて現実的な話はさておき。
(とはいえ、この映画なかなか本当は現実的な話でもあるのだ)
原作は数々の映画を大ヒットに導いてきた名プロデューサーであり、作家、川村元気氏の
2015年に「本屋大賞」にノミネートされ、累計発行部数76万部を突破している「億男」。
「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督作。
スルーするはずだったんだけど、TOHOシネマズのフリーパス獲得のポイントが間近で
11月頭から取得したかったので急遽観ることに。
予告編全く見ないで行ったので全く知らずに見てよかった。(予告編、見せすぎ)
妻、娘と別居中で3千万円の借金があるため、貧乏生活を余儀なくされていた男が
宝くじで3億円を見事当てたが ある日親友に持ち逃げされる
佐藤健=一男。
高橋一生=一男の元親友 九十九。
黒木華=一男の妻、万左子
池田エライザ=あきら
ギャルっぽいけどいい女的キャラを上手く演じてる。可愛い。
藤原竜也=千住。
インチキ臭い、宗教のカリスマみたいな怪しい男、カツラまでつけて超わらえる〜。
けど劇場ではシーンとしてて一人で笑っちゃった。
北村一輝=百々瀬
こちらもなかなかキャラすごすぎて誰か気付かなかった 笑。大阪弁が流暢。
映画の仕事してた頃にこういうノリの人いたいた!って
沢尻エリカ=十和子
うん、沢尻エリカだ。笑
オープニングのキラキラパーティでルブタンのスタッズヒールの中にグラス代わりにお酒入れて飲んでて
なんて贅沢なことしちゃってこのルブタンの撮影後の行方が気になっちゃった。
兄がつくった3000万円の借金返済に追われ、妻子にも逃げられてしまった図書館司書の一男は、幸運にも宝くじが当たって3億円の大金を手にする。しかしネットの記事で高額当選者たちの悲惨な末路を目の当たりにして恐ろしくなり、大学時代の親友で今は起業して億万長者の九十九に相談することに。ところが、九十九と一緒に豪遊した翌朝、一男が目を覚ますと、九十九は3億円とともに消えていた。途方に暮れた一男は、九十九の手がかりを求めて“億男”と呼ばれる億万長者たちを訪ね歩くのだったが…。
金を持ち逃げした元親友の行方を追うため、彼の元仕事の関係者(金持ちたち)に会い、
消息を掴もうとしていくうちにわかってくる「お金」のこと。
誰もが一度は考える、だけどあまり深くは考えない。
お金があれば、夢は叶うのか?
本当に大事なものは果たしてお金なのか?
8/10(85点)
ありそうでなかったお金そのものと、人間の幸せとはをテーマに友情も描き、エンタメとして良くできてる。
主演の佐藤健&高橋一生さん、二人の関係性や演技は素晴らしいけれど、
キャラ立ちした北村一輝さんと藤原竜也くんの両者が笑えるー。
大金があったとしても、大切なものを失っては幸せとは言えない。
人は一人じゃ生きられない。
お金によって、人は確かに変わるものだとも思うし
価値そのものも人それぞれ。
お金では買えないものもあることは人生の中で気づくことだけど
普段は実際あまり考えない「お金」に対するいろいろなこと。
そして、本当に自分にとって必要なものは何なのか。
わたし特にこの二人のファンではないけど
二人の相性もバッチリでまた違う作品で共演作見てみたいな〜と思えたな。
改めて、毎日使っているお金について考えさせられる、ちょっと面白い作品
億男 2018年 日本 116min
10月19日より公開中〜
自撮り棒登場