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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に/EVERYBODY WANTS SOME!!

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 「ビフォア・ミッドナイト」シリーズ、「スクール・オブ・ロック

「6才のボクが、大人になるまで。」などのリチャード・リンクレイター監督最新作は原点回帰

夏休みを迎えた高校生たちの混沌の一夜を切りとった'93年の「バッド・チューニング」の

“精神的な続編”との位置づけで撮り上げた青春グラフィティ

 

 

 

リンクレイター作品は、いつも型にはまらない様々な作品を送り出してくれるので

毎回楽しみで大好きな監督の一人。

本作はデビュー作でもある「バッドチューニング」(若かりしマコ様もでてる)の懐かしさも漂わせた、

見た目男臭い面々なんだけど、男臭くない、懐かしくも爽やかなBack to the'80ムービー

 

 

 

 

続きは後ほど、、、、

 

 

 

 

 

 

 


Autumn in NewYork2016vo.3 Love❤︎Brooklyn ナイトホークシネマ

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さてさて。NY2016のレポ続き。最後は大好きなブルックリン

前回行った時も、すでにブルックリンが今すごく変わってきてて

どんどんオシャレな街になっていて、アーティストやデザイナーなどもも多く住んできているというのを書いたけど

マンハッタンからもL(地下鉄Lライン)で 1AVから一つ目、ウィリアムズバーグという

5分であっという間に着いちゃう便利な地域、駅名はベッドフォード。

 

大好きなイタリアンでピザがめっちゃ美味しいお気に入りのお店にたくさん食べようとお腹すかして行ったら、、、

なんとなくなっていた 

 

しかも並びにはApple Storeまで出来ちゃって!

あーあ、どこに移転したんだろう、、、調べれば分かったかもね、今度行こう。

 

そしてそのお気に入りのお店だった真向かいには何と

わたしの大好きなホールフーズができたではないか

ブルックリンにできたというのはツイッターで見て知ってたけど、まさかこんな便利なよく知るとこに出来たとは!

いや〜さすがますます栄えてきたね。 笑

 

駅から3分のとこにあるこのFABiANE'Sは、過去にも載せたベリーのケーキがめっちゃ美味しいカフェ。

ケーキは750円くらい。ちょっとお高め。でも、甘すぎず本当美味しいので行った人は是非。

 

 

今回は、このベッドフォード駅から7、8分歩くところにできた

NITE HAWK CINEMAナイトホークシネマに来てみたよ。

友人が働いてるのだけど、ちょこっと入ったけど映画も時間合わず見ないで帰って来ちゃったけど

この映画館、映画を見ながらちゃんとテーブルがついたシートで映画を楽しみながらお食事をするという

コンセプトの映画館。しかも、リーズナブルなのにちゃんとした食事で

ミシュランの星を持つサウル・ボルトン氏による一流のお料理が食べられるということ!

 

いや〜。「サイコ」ここで見たかったな。

バーもあって、アルコールの種類も豊富。

次は絶対なんか観よう。   ナイトホークシネマ

 

 

で、駅の方まで戻ります。

 

ピザが諦められず、駅の方に行くとあれ?こんなとこにあったっけ。と

人気のジョーズピザが。 ここは、一枚からでもオーダーできるファーストフード的な美味しいピザ屋。

帰国の日、二回目行った時、笑うとブラッドリー・クーパー似のかわいいお兄ちゃんが

また来たの歓迎してくれて、なぜか1枚サービスしてくれた シンプルなペパロニピザ、大好き

 1切れ3ドルくらいだったかな?

このお店は有名で、壁にはいっぱい写真が。

ディカプとブラッドリーがプライベートで来た写真なども。

 

 

さて、ブルックリンに来たら(マンハッタンにもどこかにあったけど)いつも行く大きなヴィンテージショップ(古着屋さん)

ベーコンズクローゼットでしょ。(毎度、ここでベッツィージョンソンのワンピやスカート、某ブランドの古着、と言っても綺麗をget)

 

今回も行ってみると、  あれ、ない

よーくよく壁を探すと

 

なんですって??!

知らぬ間に移転しちゃってるよ!(前に来たのは5年も前だしこんだけBrooklynが変わってればあり得る)

 

でっかい倉庫を改造して造られたお店なのでどこに大移動したの〜?

iPhoneは、Wi-Fiないため道ではつながらないので

そこらへんで小さなトラクター乗ってる兄ちゃんと現場監督してる怖そうな

バッチリタトゥー入った黒人さんに聞いてみた。

そしたらすぐさまGoogleマップで検索してくれた「ここから7分くらいかな。」

ありがとう

そしてひたすら歩いて探した

 

この先を行ってから左、、、、、

のハズがどこを間違えたか見つからず、

14st とNassau AV間あたりにありました!

 ベーコンズクローゼット

 はいはい、このハゲ頭のマーク。

 無事見つかり、1時間半ほどいろいろ物色してスカート2枚getして帰りました

相変わらず色事に分かれてて、お宝探しみたいで楽しいのだ

買ったものはまた別の記事にて。

74 Guernsey St, Brooklyn, NY 11222 74 Guernsey St, Brooklyn, NY 11222 アメリカ合衆国

 

 

 

 

そしてまたこれは別の日。

LラインのベッドフォードAV駅の次、ロリマー駅にてランチ。

タイ料理屋さんへ。(またか)笑

駅からすぐのところで、内装も可愛いの

 

トムヤムクンスープもめちゃ美味しかったし、炒飯も。

これで1200円くらい。

 

 

今回あまり写真撮ってこなかったのでほぼ載せる感じ。

 

本当はもっともっとおすすめスポットやレポなどしたかったけど

なんせ今回滞在も短いからあちこち行けず残念。

 

あと1回、追加記事できるかな。

 

MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN/ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

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ティム・バートン監督の、珍しくジョニー・デップが出ない最新作

ちょうどNYで公開直後だったので観てきた

ニューヨークタイムズ・ベストセラーリスト52週連続ランクイン!

原作はランサム・リグズの小説『ハヤブサが守る家』。

日本での公開は2017年2月!

海外では子供達に親しまれている本らしく、劇場内も子供もちらほら。

 

1940年9月3日を毎日繰り返している「奇妙なこどもたち」が暮らす秘密の隠れ家「ミス・ペレグリンの家」を舞台に、

この世界に送り込まれた少年ジェイクが真実を解明するが、その後「奇妙なこどもたち」と世界に大きな変化が訪れる。

 

 脚本に「キック・アス」や「キングスマン」のジェーン・ゴールドマン。

 

 

キャスト

ミス・ペレグリンに、ティムバートン監督「ダーク・シャドウ」や

2006年の映画「007 カジノ・ロワイヤル」でボンドガールを演じたエヴァ・グリーン。

 

ジェイクに、偶然こちらも5年前にNYで観てきた「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。

ちょっと大きくなったね。

 

敵に、サミュエル・L・ジャクソン

何がすごいってこの顔のインパクト。

内容忘れそうだけどこの顔だけは忘れない。笑

 

他に、エラ・パーネル、ジュディ・デンチ、テレンス・スタンプなど。

 

この屋敷に住む12人の子供たちは、それぞれが普通の人間にはない「能力」を持つ。

 

空気より軽く浮かないように鉛の靴を履いている空飛ぶエマ


いたずら好き、透明人間のミラード、

体の中に無数のハチを飼うヒュー

人形やおもちゃに命を吹き込むことが出来るイーノック、

布に覆われた無口な双子など。

 

 

 

6/10(66点)

 

 

やっぱり、奇妙な子供たちが持つ能力が見所の一つだけど

想像してたほど興味深い能力でもなく。

子供たちが持つ不思議な能力というと、どうしてもX−MENシリーズとかぶっちゃう感が。

ハヤブサが守る家、のタイトル通り、

エヴァ・グリーンがハヤブサに変身したり、襲撃が来るたび懐中時計で1日を巻き戻して

何度も同じ1日を繰り返し永遠に生きてる。

後半はサミュエル率いるCGのお化けが出てきて戦って平和を手に入れおしまい。

という流れで特に面白い展開になるわけではないので

内容としては大人には物足りない。

ただし、これDVDやテレビなどの小さな画面で見てもダメだと思うので

このバートンならではの独特な世界観を味わいたい方はぜひ劇場がおすすめ。

 

2時間7分はやや長い。

バートン監督も実はカメオ出演してたらしいんだけど、全く気づかなかったな。

一応、公開したらまた見ようかな、、、この世界観を味わうために。

 

 

 

映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」予告

 

 

 公式サイト

MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN        2016年     アメリカ=イギリス=ベルギー   127min

2017年2月3日より、ロードショー

 

プレミアにて

 

 

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅/FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM

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「ハリー・ポッター」の作家J.K.ローリングによる、魔法界を舞台にした新シリーズ

主人公は、あの“ホグワーツ魔法魔術学校”で学んだ魔法使い、

不思議なトランクを片手に世界を旅する魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの大冒険

 

 

 

 監督は、「ハリ・ポッター」シリーズ(後半4作品)のデヴィッド・イェーツ。

マリリン 7日間の恋」で注目され今年は「リリーのすべてでの演技も素晴らしく、

博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞®主演男優賞に輝いたエディ・レッドメイン。

 

 

 

幻獣を探して記録する旅の道中のティナに、キャサリン・ウォーターストン。

地味すぎ。

 

ジェイコブ・コワルスキーには、ダン・フォグラー。

いい味。

 

 

相手の思考や記憶を読み取る開心術の使い手、クイニー・ゴールドスタンには、アリソン・スドル。

 

 

そして、サマンサ・モートン。

 

コリン・ファレル。

 

ロン・パールマンは酒場の店主でもあるゴブリン役。

 

そして、スキャマンダーが旅の途中で出会う魔法使いクレデンスに

少年は残酷な弓を射るのエズラ・ミラーくん。なぜにこんな頭なんや〜

 

 ハリポタの世界の70年前のお話。

 

 

魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者。世界中を旅しては魔法動物を集め、不思議なトランクに詰め込んでいる。ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、そこで手違いで自分のトランクが人間のトランクと入れ替わってしまう。トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に──。

 

 

6/10(67点)

 

 

今度の魔法はすごいという宣伝文句だったので期待してたんだけど、魔法はあまりすごくなかった

壊れた建物直す時や、料理のシーン、いざという時ワープするシーンくらいじゃない?

魔法動物たちが逃げ出して、それを捕まえることに尺を取りすぎで途中がダレる。

魔法動物たちがいかにもCGキャラという感じであまりかわいさも感じないのが残念。

あとはキャラクターも魅力が足りない。

エディ・レッドメインは可愛いし素晴らしいけど、女性陣に華がないし今回来日も果たした

アリソン・スドルは悪くないけどエディではなくジェイコブの方に魅かれるのが不思議。

(人間に魅かれたんだろうけど)

もっと魔法でワクワクするような展開になるのかと思ってたけど、

逃げた動物たちを追いかけるのと、人間界で逃してしまったことを取り締まることで

米国魔法界に追われる立場になり、罰せようとするコリンなどが行く手を阻む。

大人よりも結構子供が楽しめるんじゃないかな。

原作者であり、本作の脚本も務めているJ・K・ローリング曰く

「ハリー・ポッター」シリーズのプロローグでも続編でもないという本作。

J・K・ローリングが創り上げた「魔法世界の新たな物語」といった立ち位置ということで

ハリポタファンはもちろん、シリーズ初心者にもこの世界観の迫力は劇場で是非

 

 

あ、続編に登場するジョニー・デップのお姿もラストで出てきたのでファンはお見逃しなく〜!

 

 

 

  公式サイト 

 FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM            アメリカ=イギリス       133min

11月23日より、公開中〜。

 

プレミアにて。

中央・原作者。

 

 

 

珍しくコリン。

 

 

日本ではラストイベントとなった23日の初日舞台挨拶、行ってきました〜

遠いので画像悪い。

 

 

 

シークレット・オブ・モンスター/THE CHILDHOOD OF A LEADER

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大人になってとんでも無いことをしでかす人物は、かつてどのような子供時代を過ごしたのか。

それが例えばヒトラーのような独裁者だったら?

子供は天使というけれど、誰もがそうだとは限らない。

その時代背景、両親、生活環境などから人格形成されていく上で、

どのような経験が、環境が、未来の怪物とも呼ばれるに値する人間が誕生するのか。

 

そういう意味で、すごく期待していた本作。今月一番楽しみだった映画。

宣伝文句も「何が、少年を独裁者に変貌させたのか」だし、

そのパズルのような謎を解き明かせるかのミステリーとある。

 

いやいやミステリーではないし、謎解き映画でもないよ。

 

そもそも、原題は「THE CHILDHOOD OF A LEADER」

幼少期のリーダーの資質みたいな意味合い?

ミステリーでもなければ、シークレットでもモンスターでもない。

それはさて置き、

本作、ジャン=ポール・サルトルの小説「一指導者の幼年時代」をベースに、

1918年ベルサイユ条約作成ために米大統領の下で働く外交官の父を持つ仏在住になったアメリカの少年を軸にした物語。

 

厳格な父親にリアム・カニンガム。

 

身勝手な母親に「アーティスト」「ある過去の行方」のベレニス・ベジョ。

美しい


フランス語の家庭教師に「ニンフォマニアック」に出演したステイシー・マーティン。

 

 

重要な役に「トワイライト」シリーズのロブ様こと、ロバート・パティンソン。

 

そして、主演の美少年トム・スウィート。

本当に美少年

サッカーしてるところをスカウトされた新星。

 

監督/脚本に、ハネケの「ファニーゲームUSA」やランス・フォントリアーの「メランコリア」に出演のブラディ・コーベット!

(↓マイケル・ピットではなく左のほう)

2015年ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門(変わった切り口の作品が多く選ばれる)では監督賞と初長編作品賞を受賞。

 序章、3チャプター、そして最終章という構成のこの脚本は10年かけ、途中挫折しそうになったところを

妻と残りの5年は書き上げたらしい。

 

 

 

6/10(60点)

 

 

ネタバレあり

何がいいって、全編に重厚に響くその音楽

 手がけたのは「ポーラX」以来、16年ぶりとなるスコット・ウォーカー。

次に起こる不安を煽るドキドキするような爆音が全編を高める。

映像も綺麗だけどこの音楽があったからこそのこの雰囲気が出せたのかと見ながらずっと思ってた。

音楽がすごいのに結構何も起こらない肩透かしみたいなところが多い。

 

少年、トム・スィートくんも素晴らしかった。

子供ながらにして常に不満を抱え、両親に逆らい、自分の考えを秘めている。

子供はやっぱり親の愛情たっぷりで育つべきで、そして同じ年頃の子供と交流しないと

こんなにも大人びた、冷めた子供になってしまうのか。

唯一、子供で入られたように見える召使いのお婆さんは優しかったけれど

自分に対して甘かったために母親にクビにされた。

父親は仕事ばかりで家族を、家庭を顧みない。子供のことを気にかけるよりも

躾や世間体ばかりを気にしている。

 

優しくしてくれていたフランス語の家庭教師のお姉ちゃんは、

ちょっと胸を触ったら怒って謝れといった。

その復讐で、自らちょっと勉強したら話せるフランス語を母親の前で披露し、

もう先生はいらないと発言。その息子の言葉にもすんなり、ああいう子だからということを聞いて母親は先生をクビに。

子供の頃から、将来の独裁者になる素質というか、

人の言うことを聞かない、我が道を行くわがままさは見えていた。

といっても冒頭の、教会にいる人に石を投げるだとかそういうエピソードや

幾つかの癇癪の蓄積などで、それが爆発してある日モンスターになった、

と締められても。

急に子供は大人になって映画は幕を閉じる。

ちょっとこれには呆気。

しかも、それまで母親の友人役だった、ロバート・パティンソンが

将来の独裁者になった少年の役に変わってたのにはびっくり。

(スキンヘッドになってた)

 

あえて政治に絡む前の、感情によってエゴが形成されてく姿を描きたかったとインタビューで監督は言ってるけれど

あまりにも幾つかのエピソードでその過程を見せるには特に驚くほどの内容ではなく

こんな子ならそこらじゅうにいるという感じで説得力がなさすぎたなー。

青年時代を描けとは言わないけど最後の5分弱で独裁者になったシーンをつけてるのが突飛すぎに思える。

 

美しい映像は、監督自身のこだわりによるもので、デジタル映画は本当に嫌いで

35ミリフィルムで撮ったという。

そのこだわりと、素晴らしい音楽と名優によってこの映画の完成度がかなり上がったんじゃないか。

また逆にこの題材で、他の監督だったらどうな風に撮っただろう?

それも観たいな、というところ。

監督したブラディ・コーベットは、役者から監督になった長編デビュー作であり、まだ28歳ということもあるし

今後はまたどんな作品を撮るのか、期待かな。

次回作は、ルーニー・マーラがポップシンガーになっていく過程を描く「Vox Lux」。

 

1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれた米政府高官。
彼には、神への深い信仰心をもつ妻と、まるで少女のように美しい息子がいた。しかし、その少年は終始何かに不満を抱え、教会への投石や部屋での籠城など、その不可解な言動の数々に両親は頭を悩ます日々。その周囲の心配をよそに、彼の性格は次第に恐ろしいほど歪み始める―。
そして、ようやくヴェルサイユ条約の調印を終えたある夜、ついに彼の中の怪物がうめき声を上げる―


 ←どうしてもこのポスターの右から二番目、ティム・ロスに見えるんだけど

 公式サイト

THE CHILDHOOD OF A LEADER          2015年     イギリス=ハンガリー=フランス     116min

11月26日より公開中〜

 

ヴェネチア映画祭にて

本当、女の子みたいな可愛さ。

このままイケメンに育つかな?

 

 

 

ザ・ボーイ 人形少年の館/THE BOY

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「ウォーキングデッド」のマギーと、少年人形主演

 

今年の夏のシネマカリテコレクション(通称、カリコレ)にて、たった二日しかない上映で

都合つかず観れなくてがっかりしてたらもう10月5日に出た!DVD

  無理して劇場駆け込まなくてよかった

ってことで、リリースしてすぐに観てレビューを途中まで書いて

NY行く前にup予定だったのだけど保留してたので今頃。

 

これ、なかなか面白かった

チャッキー(大好きだけど)みたいに、人形がちょこちょこ歩き出して笑っちゃう系ではなく

人形自体はそこまで安っぽくもなければ、高そうな感じでもない。

 

主演は「ウォークング・デッド」シリーズのマギー役、ローレン・コーハン。

 

監督は、「デビル・インサイド」のウィリアム・ブレント・ベル

 

たまに来る、宅配のお兄ちゃんマルコムに、ルパート・エヴァンス。

 

 

 

 過去に別れを告げるべく新天地にやってきたグレタは、老夫婦と一緒に生活している8歳の少年の世話係のバイトをすることになる。

が、紹介されたのはなんと人形

夫妻はブラームスと呼んでかわいがっていた。


さらに人形の世話には、破ってはならない10のルールがあったが、グレタは守る約束をし

老夫婦は旅行に出掛けたのだった。

そのルールとは。

1・客人を招いてはならない
2・少年の顔を覆ってはいけない
3・食事は冷蔵庫で保管せよ
4・毎朝7時に起こすこと
5・平日は3時間勉強を教えること
6・音楽を大音量でかけること
7・少年を独りにしてはならない
8・庭のネズミ取りを掃除すること
9・必ず少年に食事を与えること
10・お休みのキスをすること

 

いろいろとあるのだが、一応しっかりやってたものの

ブラームスくんは、グレタの服や靴を隠したり、存在をアピールしていく。

閉じ込められた納屋で怪しい昔の写真を見つける。

次第に、生きてるんじゃ???と疑いにかかるグレタ。

マルコムを呼んで、人形を置いて部屋を去り、場所を移動してるかどうかの実験を試みた!

 

 

 

7/10(74点)

 

 

予想外の展開にポイントup

しかし、怖くはない。全く。

 

ちょこっとネタバレあり

いや、これ結構好きだな。

ブラームスの正体が、予想を裏切ってきたところがまた 笑

暴力夫から逃れたくて、妊娠していたのに子供も持てなかったグレタが

この人形と出会ったのは、ここへ私が導かれたのは運命。と決めて

人形であるブラームスを可愛がっていこうとしたのにもそうなっちゃうの!?と結構予想外だったけど

その後の展開はまるで想定外

まぁ、ここが感想が分かれるところだと思うけど、

実は大人になった息子(ブラームス)が実は実際にいて、屋敷の奥に隠れてひっそり暮らしていた

両親はそれも知ってた上、幼少期に家事で顔に大やけどを負ってお面をつけて生きてる息子の

面倒を見切れなくなり、誰か任せられる人を頼み、入水自殺をしたのだった。

 

ブラームスは霊が宿っていたわけでもなく、その男(実在していたブラームス)が動かしてたと云う展開にはびっくり。

そんなわけあるかい!

ご飯どうすんじゃ!こっそり部屋で食べてたのかとかまぁ細かいことは言いたくなるが。

 

そんなこんなでグレタの過去の暴力夫が屋敷まで追いかけてきたため、

ブラームスの力を借りて追い出そうとするのだが

本物が出てきてびっくり、優しいグレタに構って欲しくて追いかけるブラームスと

逃げるグレタと新しい彼氏となった配達屋のマルコム。

 

ラストどうなるかはご自身の目で!! 笑

 

というわけで全く怖くはないけどなかなか面白かったので、このホラー、アリ

 公式サイト 

 セル&BD&DVDリリース中

 

 

 ブラームスくんが来日してました

 しっかり浅草雷門にも行って、天ぷらも食べ、日本を堪能して帰られた模様。

ブラームスくんがどんな子なのか、DVDで是非お確かめを

 

 

ブルーに生まれついて/BORN TO BE BLUE

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イーサンがチェット・ベイカーに!

半年間、トランペットのトレーニングを受けたイーサン、名曲“My Funny Valentine”も披露

 

黒人アーティストが主流のモダンジャズ界で一世を風靡するも麻薬に溺れた

チェット・ベイカーの転落と、1人の女性との出会いによって再生される彼の生き様を描く。

 

イーサン・ホーク。出演作の度、毎回言うのだけど本作でも本当に素晴らしい。

 

恋人となるジェーンに、カーメン・イジョゴ。

 

 長年の友人で音楽プロデューサーのディックには、カラム・キース・レニー。

 

 

監督は、これまでプロデューサーをしてきて、長編2作目となるロバート・バドロー。

過去にチェット・ベイカーの謎の死を巡る短編を作っていて、

その作品でチェット・ベイカーの死ぬ直前を演じたステフン・マクハティは、今回チェットの父親役で出演。

ちょっとイーサンの父親ぴったりだし少しチェット・ベイカーの雰囲気もあるなと思ったら。

 

 

 

チェット・ベイカー

フランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルドなど、名だたる人たちがカバーしてきた「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

はジャズ詳しくない人でも聴いたことあるんじゃないかな?

 1929年12月23日、米オクラホマ州エール生まれのジャズ・トランペッター/ヴォーカリスト。

本名はチェスニー・ヘンリー・ベイカー・ジュニア。スウィートかつクールな音楽性を形成し、50年代の前半、ウエスト・コースト・ジャズの全盛期に米西海岸でスターとなる。その後は、ドラッグにおぼれながら典型的な破滅型芸術家としての放浪の生涯を送るが、自己の音楽性を頑固一徹に追求したその生き様は、ジャズメンのプライドに満ちたものであった。

1988年5月13日金曜日、午前3時。
チェット・ベイカーは、宿泊先のオランダ、アムステルダムのホテルの2階の窓から転落して謎の死を遂げた。
部屋にはヘロインが残されていた。享年58歳。

 

 

 

8/10(83点)

 

 

しつこいけど、とにかくイーサンが素晴らしい

 歌も真似になるんじゃなくて、自分のいい味、出していた。

それだけではもちろんなくて、麻薬に溺れていくだけの部分より、音楽を心から愛したというところにスポットを当て、

黒人優位のジャズミュージシャンの世界における、白人スターという地位に立ったチェットの苦悩と

運命の人とも言える女性との出会い、父親との関係。

 

一人の成功したジャズミュージシャンとしてだけではなく、

ミュージシャンには多い、麻薬にはまり抜けられなくなり、

それは手を出した本人が悪いし、何度も絶とうとするも止められないという怖さは理解できても

共鳴はもちろんできない。

だけど、一度も諦めることなく、あのチェット・ベイカーとして名を挙げた後でも

ガソリンスタンドやその他の仕事をして、生きようと懸命に勤めて生き延びたというところに

興味を魅かれる。

愛ゆえだったのか、愛する人の支えがあったからこそだろうし、

信頼を失い、誰もいなくなった中で再び再起にかけてくれた周りの人たちの大切さ。

何しろ「音楽は諦めず、生きていたい」という生命力に圧倒された。

脆いけれど、懸命で一途な人の良さや少年のような母性をくすぐるように思えるのは、演じたイーサンの魅力

だし、イーサンだったからこそよかった。

どんな時も明るくチャットを愛し、見守る女性を演じた、カーメン・イジョゴもよかったし。

わたしは音楽全てだいたい、ジャズも大好きなのでミュージシャンを描く映画は本当に惹かれてしまう。

ヤクに溺れた実在の人物の映画化は、退屈だったり映画らしく大げさな展開になりがちだけど、

チェット・ベイカーの愛した周りのものと断ち切れなかったものとが、静かに

約1時間半という短い時間の中にしっかり描かれていて、映画としても見応えあるものになっていた。

イーサンファンはもちろん、ジャズファンも是非

 

 

 

白人ジャズ・トランペット奏者のチェット・ベイカーは、その端正なルックスも相まって1950年代に一世を風靡する。しかしドラッグに溺れ、たびたびトラブルを起こして、いつしか表舞台から姿を消してしまう。そんな中、暴力沙汰に巻き込まれ、病院送りに。アゴを砕かれ、前歯を全部失う重傷で、トランペッターとしては致命傷かに思われた。それでも、恋人ジェーンの献身的なサポートのもと、ドラッグの誘惑を断ち、再起に向けて懸命に歩を進めていくチェットだったが…。

 

Chet Baker - My Funny Valentine - Torino 1959

 

作家の村上春樹氏は、チェット・ベイカーに関してこう書いている。

「ベイカーはジェームス・ディーンに似ている。顔立ちも似ているが、その存在のカリスマ性や破滅性もよく似ていた。彼らは時代の一片を貪り食べ、得た滋養を世界に向かって気前良く、ほとんど一つ残らずばらまいた。しかしディーンと違って、ベイカーはその時代を生きのびた。ひどい言い方かもしれないが、それがチェット・ベイカーの悲劇でもあった。」

<引用元『ポートレイト・イン・ジャズ』(新潮文庫)/村上春樹・和田誠著>

 

 

 サントラも要チェック

1. My Funny Valentine – Ethan Hawke
2. Over The Rainbow – David Braid
3. Let’s Get Lost – David Braid
4. Ko-Opt – David Braid
5. Could Have Been – David Braid & Strings
6. I’ve Never Been In Love Before – Ethan Hawke
7. Once Away – David Braid & Strings
8. Blue Room – David Braid & Strings
9. Haitian Fight Song – Charles Mingus
10. Bowling Alley Boogie – David Braid
11. Go Down Sunshine – Odetta
12. Tequila Earworm – David Braid
13. A Small Hotel – David Braid
14. Born To Be Blue – David Braid 

 

 

 公式サイト

BORN TO BE BLUE     2015年    イギリス=カナダ=アメリカ   107min 11月26日より、公開中〜

 

トロント映画祭にて。

 

年齢増すごとに素敵になっていく、かつてのユマの夫、イーサンだけど

今回そのヒゲどした??

 

 

 

 

 

12月公開⭐️新作映画リスト

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残すところ今年もわずか

 やっとのことでたまったTOHOシネマズのマイル。

フリーパスポートが年内好きな時から1ヶ月間、だけど今時期に限って見たいのが少なすぎる

1月前半も毎年少ないし、タイミング悪〜

 

月初め恒例 12月公開、観たい&観た映画のチェックリスト

 

今月都内で公開されるなかから気になる10数本ピックアップ。
いつものように、タイトルクリックでレビューか公式サイトへリンク(ほぼ観たい順)
12月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト

 


観た作品

なし。

 

 

観たい&気になる作品 

一番はこれ。

 ドント・ブリーズ     12/16〜

盲目の老人宅に強盗に入った若者たちが反撃に遭う恐怖を描くホラー。

リメイク版「死霊のはらわた」(イマイチ)のフェデ・アルバレス監督がメガホン。

死霊のはらわたオリジナル版のサム・ライミ監督と、ライミ監督とタッグを組んできたロブ・タパートがプロデュース。

海外での評価がなかなかなので一応、期待。

 

 

 

 

 フィッシュマンの涙    12/17〜

 薬の副作用で外見が魚になってしまった男の悲哀を描く、韓国製の異色モンスター映画。

収入を得るため製薬会社の新薬治験に参加した若者の顔が、原因不明の副作用のせいで魚になってしまう!

これは楽しみな1本

 

 

 

 

 マイルス・ディヴィス 空白の5年間   12/23〜

ホテル・ルワンダでアカデミー主演男優賞にノミネートされたドン・チードルの初監督作品。

ジャズ界の帝王マイルス・デイビスに実際に起こった出来事からインスピレーションを受けたチードルが、

共同脚本、製作、自身の主演でマイルスの活動休止期間にスポットを当てる。 

これは絶対観たい。

 

 

 

 

 聖杯たちの騎士    12/23〜

 テレンス・マリック監督による人間ドラマ。

成功を手にしたものの心にむなしさを抱える脚本家が、6人の女性たちとの出会いを通じ、自らの過去と向き合う。

クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマン、テリーサ・パーマー、フリーダ・ピント共演。


 

 

 

 

 幸せなひとりぼっち   12/17〜

予告編は極力あまり観ないようにしてるんだけど、うっかり観ちゃって観たくなった作品。

フレドリック・バックマンのベストセラー小説を基にした、愛妻を亡くし人生に絶望した老人が、

隣人一家との交流を通して徐々に心を開いていく人間ドラマ。

時間が合えば。(またはフリーパスなので見れるかな?)

 

 

 

 

 マダム・フローレンス!    12/1〜

ニューヨーク社交界の顔にしてソプラノ歌手でもあった実在の女性、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにしたドラマ。

去年も同じのあったよね。(フランス版?)

大好きなメリルなので観たいけど内容が全く惹かれない。。。。

夫役には、ヒュー・グラント。(意外)

 

 

 

 

 

 アイ・イン ザ・スカイ 世界一安全な戦場    12/23〜

戦地から遠く離れた会議室でドローンが映し出す映像を見ながら

戦争に加担する人々の葛藤を描き、現代の戦争の闇を浮き彫りにした軍事サスペンス。

イーサン主演の「ドローン・オブ・ウォー」っぽいな。

素敵なオッサン、故、アラン・リックマンも出演。

ツォツィ」のギャビン・フッド監督作。

    

 

 

 

 ブレア・ウィッチ    12/1〜

低予算で世界的ヒットを記録し、POVを駆使したホラーブームを起こしたあの肩透かしホラー

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編。前作から15年後が舞台となる。

思い切り今更感。

最近人気のホラー監督、アダム・ウィンガードが監督。

まぁ、DVDで良さそうだけど。

 

 

 

 

 ローグ・ワン  スターウォーズストーリー  12/16〜

世界的に人気のSFシリーズ「スター・ウォーズ」のサイドストーリー。

シリーズ続編かと思ったらサイドストーリーと知って、見る気失せた

しかしマッツさんやドニー・イェン、ディエゴ・ルナなどが出てるので

フリーパスもあるしみようかな、、、??

 

 

 

 

以下、たぶん観ない。

 

 

 

 


THE ACCOUNTANT/ザ・コンサルタント

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日本公開は来年1月21日に決定。

先日のNYで一番楽しみで観てきたベン主演の新作

 

今回の滞在先であるチェルシー地区にある、徒歩3、4分で行ける劇場で

夜の11時半からの上映で、シャワーして髪も乾いてないまんま観に行った。笑

散々あちこち歩き回った1日の最後、終わるのは夜中の1時だったから

そりゃ大変、そんな状態の上、全編難易度高い専門用語的な英語だし、話も暗いし席はふかふかだしで(言い訳)

というか、せっかくベンとアナケンドリックなのにつまんない。

半分くらい寝ちゃったかも。かなり何度も落ちてた 

ので、今回は大まかな内容とキャストのみ。

 

しかし原題は「The Accountant」(会計士)なのに邦題は「ザ・コンサルタント」(会計コンサルタントってことか)

 

監督はギャビン・オーコナーで、最近ではナタリー・ポートマンの「ジェーン」や

ジョエル・エドガートンとトム・ハーディの「ウォーリアー」を撮った人。

 

町のしがない会計コンサルタント、ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。

彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。

その日から、何者かに命を狙われることに。彼は実は、“裏社会の掃除屋”だったのだ

 

 

ベン・アフレック演じるのはクリスチャン・ウルフ。

会計士で、裏の顔は腕ききスナイパー。自閉症で、完璧主義者で、天才的頭脳を持ち、年収1000万ドルの男。

世界中の犯罪者たちの会計士務めるという裏の顔も。

 

 

弟には、「ウォーキング・デッド」シリーズ1〜3でショーン役で出演し

ウルフ・オブ・ウォールストリート」「フューリー」など幾つかの映画にも出演のジョン・バーンサル。

この弟が実は一癖も二癖もあり。

 

 

 

クリスチャン・ウルフの正体を暴こうとする財務省のレイ・キングにはJ,Kシモンズ

メディナという女性を使ってクリスの正体を暴こうとする。

アナ・ケンドリック演じるメディナは分析官。

 

 田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?

 

 

 

最後の方はさすがに覚えてるんだけど、なんだかおかしな展開になってたなー

日本では来月公開なのでまた観るつもり

ま、疲れと退屈で 寝たというわたしにはあまりないことになってしまったけど

一応評価は低め。公開して再観したら上がるかなぁ??

 

 

5/10(50点)

 

 

 公式サイト

THE ACCOUNTANT              2016年    アメリカ      128min

2017年 1月21日ロードショー

 

 

 

ロンドンプレミアにて

 

 

 

 

 

母の残像/LOUDER THAN BOMBS

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ラース・フォン・トリアーの甥で、ノルウェー人である「オスロ、8月31日」のヨアキム・トリアー監督作。

(ラースフォントリアーはデンマーク人)

海外では去年公開のノルウェー/フランス/デンマーク/アメリカ合作。

(本作、撮影はニューヨークのノルウェー映画)

ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞では監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞を受賞


原題は「LOUDER THAN BOMBS」(爆弾より大きな音で)という意味で

ザ・スミスのアルバムのタイトルと同じだからそこから取ったのかな?。

(「500日のサマー」とかザ・スミスの引用、キャラがファンとか曲起用は映画にはちょこちょこある)

本作はザ・スミスの曲にインスパイアされたという感じではないようだけど


戦争写真家の母イザベルの突然の死から3年、新たに開催されることになった写真展の準備をするため、ジョナが父ジーンと引きこもりがちな弟コンラッドが暮らす実家に戻ってくる。

写真展の準備の過程で、イザベルの秘密に触れつつ家族の絆を深めていく。

亡き母親含め、家族それぞれの視点から思いを静かに描いた良作


ノルウェーの映画であり、あのトリアーの甥が監督ということ、そしてジェシーが出演ということで観てきた。

 

 

戦争写真家の母親には、フランス女優のイザベル・ユペール。

大御所は回想シーンのみだけどやっぱりこの謎めいた感じ、普通の母親に収まらない感じ、

役にもぴったりで素敵。

 

 

長男、ジョナにはジェシー・アイゼンバーグ。

ジェシーはもうさすがの存在感。

優しく理解力ある頭の切れる兄を演じててまさにそのまんま。

今回、珍しく短めストレートヘアでスッキリ。美形に見える 笑

 

弟、コンラッドにデヴィン・ドルイド。

 

ダニエル・ラドクリフが丸刈りで主演し話題の「インペリウム(原題)/mperium」にも出演。

(日本はこれから)

この子も、ものすごくよかった。

 

父親、ジーンにはガブリエル・バーン。

久々にみたけどやっぱり「ユージュアル・サスペクツ」が印象的。(古っ

息子となんとかうまくやろうとする孤独も感じさせる切ない父親が素晴らしい。

 

他に、デヴィッド・ストラザーン。

 

 

 

コンラッドだけは少し幼かったので母親の死の真相は知らない。

いつも母親の残像を追う。

このくらいの子供って感受性も強くなるし多感で大変な時期

片思いのあの子には近づきたい。

 

そんな息子をパパはこっそり尾行。

 

パパだよ今どこにいる?

 

パパは実は息子のストーカーだった (嘘)

 

妻が死んでからも恋だって楽しみたい。

 

冷静沈着な兄は母親の生き様を理解している。

弟にも恋のアドバイス。

そんな彼にさえ、自分の中での行き詰まり感を覚えている。

 

 

父と息子、母と息子、兄と弟の繋がり。

 

 

7/10(78点)

 

 

素晴らしいキャストのアンサンブルと、自然な演出と脚本。

にトリアー監督のセンスを感じる。

母親は家族のことを思いながらも、真っ先に帰国してもだんだんと必要とされていないと感じ

また仕事で飛び立ってしまう。内面的にも欝な部分があり、夫の知人でもある仕事仲間と外では不倫もしていた。

父親は、唯一共に暮らす母親っ子だった次男とうまくいかず

尾行をし、その息子の教師といい関係に、、、。

長男は赤ちゃんができるも、母親の回帰展のために実家に戻り

数日間いる間、昔の彼女とも寝てしまう。

子供ができたというのに、妻とはスカイプのみでさっさとようを済ませて帰ろうとはしない。

反抗的になって内側にこもる弟のそばにいることでそれまで頭が悪いと思っていた弟の心の内を知り

次第に心を通わせ理解していく。


その弟は、実は色々考えていて父親が尾行していることも知っていたし、

兄が何かに悩んでいることも察していた。

授業中には、クラスメイトの朗読を聞きながら母親のことを重ねている。


母親は事故か自殺かという謎解き系ミステリーではないし

何が起きるというわけではないので、つまんないと感じる人もいるだろうし、

だから何?と思えてしまう人もいそうな静かなドラマだけど

母親が亡くなってから、バラバラになりかけていた家族の話として、

ジェシー始めキャスト全員の素晴らしさが相まってわたしには響いた。

それぞれの視点から、しっかりと感情を描いてるところが惹きつけられた。

 

監督はインタビューで、

「キャラクターだけでなく、家族が抱く感情のモザイクを描きたかった。

家族それぞれの思惑を描くことで、1つのストーリーになるような。

親は子供の鏡となり、兄弟も相互に影響を与え、親密さが育っていく。その中で、世代間の違いを浮き彫りにしたかった」

と語っているけどまさにそこがしっかりと描かれた作品で

地味ながらも、それぞれの思い、考え方の相違、母親への愛などが浮き彫りになっていて

会話や家族のやり取りがリアルに感じるところがこの作品の魅力。


フォントリアー監督の作風とは全然違うけど、

その甥っ子の作品として、またジェシー・アイゼンバーグファンももちろん、気になる方は是非


ちなみに、劇中使用の写真については

フランスの戦場カメラマンのアレクサンドル・ブラーの写真を映画内でも数枚使用。

戦争で影響を受けた人々の写真を撮った彼女に感動した監督は、彼女の家族の許可を得て写真を使用させてもらったとのこと。



かつて戦場カメラマンとして世界を飛びまわっていた母イザベルが、突然の事故で他界して3年。彼女の業績を振り返る写真展の準備のため、長男のジョナが久々に帰郷する。大学教授になり、子どもも生まれたばかりで順調な人生を歩むジョナに対し、高校生の次男コンラッドは、父親ジーンとたびたび衝突し、引きこもりがちになるなど母の死のショックから立ち直ることができずにいた。彼には母の死は不慮の事故とだけ教えられていたが、実際には当初から自殺の可能性が疑われていた。そんな中、今回の回顧展に合わせてその死の真相に触れた記事が新聞に掲載されることになり、ジーンとジョナはコンラッドに真相を話すべきか思い悩むのだったが…。


 公式サイト

Louder Than Bombs              2015年    ノルウェー=フランス=デンマーク=アメリカ   109min

11月26日より、公開中〜



NYプレミアにて

ジェシー、こう見るとかなり小柄

 

カンヌ国際映画祭にて

というか弟役の子と監督でかっ。

 

 

フィッシュマンの涙/돌연변이/COLLECTIVE INVENTION

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去年のトロント映画祭他各国の映画祭で話題になった、韓国映画。

かなり気になってたので早速鑑賞。


薬を飲んで寝てれば30万ウォンをもらえる蘇生性実験の副作用で、彼は<魚人間>になる。

 

原題は「突然変異」

 

監督は、短編作品で評価されたクォン・オグァン。

エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作「ポエトリー アグネスの詩」、

ヴェネツィア国際映画祭 銀獅子賞受賞作「オアシス」の監督&脚本家で「私の少女」「冬の小鳥」でプロデューサーを務めた名匠イ・チャンドン。

 

 

キャスト

イ・グァンス「トンイ」「大丈夫、愛だ」

 

イ・チョニ「オオカミの誘惑」「台風太陽~君がいた夏~」

 

パク・ボヨン「過速スキャンダル」「私のオオカミ少年」

 

 

収入を得るため製薬会社の新薬治験に参加した若者の顔が、原因不明の副作用のせいで魚になってしまう。その事件は瞬く間にニュースとして広まり、若者は一躍時代の寵児となる。しかし、栄光はつかの間、やがてメディアは手のひらを返し、魚男は奈落の底へと転落していく、、、。

 

 

7/10(79点)

 


悲劇だったのは、中身は人間、外見は魚。だったこと。

 

中身は人間としての知能が残ったままだから、意志も感情もある。

もう少しコメディ寄りなのかなと思ってたら意外と悲しい話に一貫してた。

とにかく魚になってしまった男に同情しないでいられない作りで

金につられてとはいえ、まさか魚になってしまうなんて思ってなかったんだから

製薬会社の実験のモルモットとなってしまったという現実と、

メディアも世間も、盛り上げるだけ盛り上げといて、あっという間に悪者にされたり

就職難という中での、自分は何者になるのか、どこを目指していくのか。

若者の夢や希望の行く先は。

というリアルな問題に行き着き、魚男を取り巻く状況は、現代の韓国社会をも反映したものになっていた。

 

紅一点のパク・ボヨンも「彼女」という関係ではなく、

一方的に好きになられて、くるところもなくやってきたのを

マスコミに売る。という血も涙も無い行為で、魚男となってしまった悲しき男を、いとも簡単に引き渡しちゃう。

その彼女も実は孤独で、両親もいなくて愛も知らないような女。

どこかで魚男を可哀想に思いながらも結局は最後まで突き放してしまうのが

より一層、魚男の孤独を浮き彫りにしてた。

身内である父親はそばにいながらも、半分魚になってしまった自分の息子の心配よりも、

金のことしか考えていないようなしょーもない父親だったし。

 

製薬会社や、研究をする博士や弁護士など、金や名誉に目がくらみ

メディアや好奇心で踊らされる一般人、人権をなんとも思わなくなって行動する人たちの愚かな部分。

これは決して単に作り事の話じゃないよね。

 

 

涙が出るというより、なんだか 「切なすぎる」とか「悲しすぎる」っていうそんな感情が

エンドロール流れても席を立たずに余韻を与えるエンディングでした〜。

 

見る人によっては「良かったね。」とか「あれが彼にとっての幸せ」と取れるのかもしれないな。

 

なかなかいい作品でした  わたしは好き。

 

それにしても、8キロもある魚の被り物を本当に被って演技したイ・グァンス、大変だったろうな〜。

なのに葬儀の写真でしか実際の顔でないし

なかなかイケメンなのにもったいない(笑

毎回4〜6時間を費やすスペシャルメイクだって。

 

 

 公式サイト

돌연변이/COLLECTIVE INVENTION            2015年   韓国    92min

12月17日より、公開中〜

 

 

 

 

左、監督。

 

 

雑誌「コスモポリタン」より。

 

 

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

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"2017年はジャズ生誕100周年を迎えるメモリアルイヤー "らしい。

こちら、

 ドン・チードルが10年かけ、監督・製作・共同脚本・主演を務めた渾身の監督デビュー作。

 そもそもは似てないけどね。

 

喋り方は似せてた。独特のしゃがれ声。

 

わたしはジャズ音楽は好きだし、マイルス・デイヴィスの音楽も好きだけど本人についての

本を読んだことはないし、どういう生き方をしたのか、特に何も知らない。

それでも音楽映画好きとして、ジャズも好きなので、ドンチードルがどんな作品を撮ったかにも興味があった。

  タイトルはこのアルバムから。

 

本作では、マイルスが一時的に音楽界から引退していた70年代後半の5年間を軸に描かれる。

実際にあった白人による暴行事件や愛する女性との思い出、

そして映画の中の現在として描かれる部分とが交差しながら進んでいく。

 

ドンチーは役を演じるにあたり、マイルスのトランペットの吹き方を猛練習。

全然顔は似てない上、

髪型が過去のシーンのこれだとドンチーがただトランペット吹いてるようにしか見えない。

(がこれは出演シーン。)

 

サングラスに派手な衣装でそれらしくなってくる

 

ローリングストーンズの記者と名乗るデイブに、ユアン・マクレガー。

この役は実在しない架空の人物。

70年代風のロン毛が似合う。

 

悪徳音楽プロデューサーがそのテープを盗んだことからマイルスがブチ切れ、デイヴを連れ回してのテープ争奪戦という

アクション方向へ。

途中なんだかドン・チードルとのバディものになっていく。

マイルスは実際にファッションも大好きで、

映画の中でも派手派手衣装をたくさんクローゼットに持っている。

ドン・チーが派手に着飾ってるようにしか見えないが、いつもと違うヘアのおかげでこれはまだマシ。

 

 

 

元妻で彼のミューズ、フランシスに、エマヤツィ・コーリナルディ

 

 

コロンビア・レコードの大物、ハーパー・ハミルトン(悪徳プロデューサー)に、マイケル・スタールバーグ。

トランボ」にも悪人ででてたけどこの人ほんと悪役合う。

ちなみに右はホアキン。(前々から似てると思ってたら海外の似てるサイトに出てた)

MIB3」ではこんな帽子でこんな顔でした

 

 

マイルス・デイヴィスは、1970年後半の5年間、すべてのミュージックシーンから姿を消した。ひとりきり自宅にこもった彼は、慢性の腰痛に悩まされ、ドラッグや鎮痛剤の影響ですさんだ生活を送っていた。そこへしたたかなローリングストーンズの記者、デイヴ・ブレイデンが強引におしかける。それから2日間、ふたりは盗まれたマイルスの最新曲のテープを取り戻すため思わぬ追跡劇に巻き込まれる。もともと気まぐれなマイルスの言動に拍車をかけるのが、元妻であり彼のミューズでもあったフランシスとの破綻した結婚生活の思い出だ。苦悩と絶望から死をも考えたマイルスだが、音楽から救いを見出し、復活への道を模索していく…。

 

 

 

7/10(78点)

 

やっぱり音楽関係の映画にハズレなし?!

こちらもなかなか良かった。

ドンチーと脚本家のスティーヴン・ベーグルマンは、スタンダードな伝記映画を作る気はない、そんなのはつまらないと話していた。彼らは音楽的な要素はもちろん、アクションあり、フランシスとのラブロマンスありと、エンタテインメント性がきちんとある作品にしたい

と言っていたというだけあって、様々な要素を盛り込んでいるから

その人物に興味がないと楽しめないような、ただの伝記物とは違う作風になっている。

 

ユアンが登場してからが俄然面白くなってきて、二人の掛け合いがコメディよりになってていい。

最初はそんな記者なんか相手にしてなかったマイルスが、

自分の撮った録音テープが盗まれた一件で彼が必要になり協力しながら

ちょっとだけ友情関係のようになっていくのも良かった。(まぁこれは架空だけど)

マイルスという人物像に関して、これまでただ音楽を聴き、考えもしなかったので

映画としてでも、ドキュメンタリーではなくても、触れることでより音楽を楽しめるようになる。

先日観たイーサン演じたチェット・ベイカーの映画「ブルーに生まれついてもそうだけど

過去の映画にしろ、そういう魅力があるミュージシャンの生き様やモデルとした音楽作品ってやっぱりいいな。

 

最後のライヴシーンには、過去にマイルスとの共演もあった

ジャズ界の巨匠ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターも登場しての

ドンチーとのセッションかなり贅沢なシーンで幕を閉じた。

 

完成した作品を観て、ハービー・ハンコックは、「まるでマイルスの夢の中を歩いているみたいだ!」と言ったそう。

 

ジャズファン、マイルス・デイヴィスファンはもとより、ユアンのファンの方もお見逃しなく!

ドンチードル、次はどんな作品を撮るのかにもまた注目したい。

 

 公式サイト

 Miles Ahead          2015年         アメリカ          101min

12月23日より、公開中〜

 

 

ちなみに。本作のサントラ。

全24曲76分を越える長時間収録。

1956年〜1981年に発売されたマイルスの代表的ナンバー11曲(オリジナル音源/一部抜粋編集)と、

マイルス・トリビュート・アルバム「Everything's Beautiful」も話題となったロバート・グラスパーが

映画のために書き下ろした新録5曲が、ドンチードルの劇中台詞とともに収録。

まさに、グラスパー・セレクトによる21世紀版マイルス・ベストといってもいい内容ということで、必聴

 

 

 

 

 

NY国際映画祭にて。

 

 

残りあと数日!ラストパートでいきます!!

 

ドント・ブリーズ/DON'T BREATHE

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ホラーの巨匠、サム・ライミがプロデュースしてるんだし。と思って楽しみにしていた今月の1本。

ホラーだと思い込んでたのでホラーファンとしてたまには映画納めをホラーにするのもいいね♡

なぁんて思いつつ挑んだ今年のラスト映画。

 

ホラーではなく、スリラーでした

アメリカに次いで日本でもヒットしてるようで、連日ほぼ満席だとか。TOHOシネマズフリーパスをgetしてからの2本目鑑賞。

 

 監督はリメイク版「死霊のはらわた」←(DVDで観てレビュー書いてない。)(オリジナルはサム・ライミ)のフェデ・アルバデス。

主演のロッキーに、はらわたリメイクの主演だったジェーン・レヴィ。

リース・ウィザースプーンとミラ・ジョヴォビッチ合わせた感じ。タフな女。

 

アレックスに「プリズナーズ」のお兄ちゃん役、ディラン・ミネット。

悪いことやってる割にヘタレくん。

 

ロッキーのろくでなし彼氏、マニーに、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。

 

 

盲目の老人に「アバター」などのスティーヴン・ラング。

被害者の方が怖いというか、強いめっちゃ強い!

 

 

 

ロッキー、アレックス、そしてマニーの3人はアレックスの父が経営する警備会社が警備する金持ちの家に侵入して、

盗んだ物を売ることで生計を立てている。

ロッキーは、母親の育児放棄などもあり年の離れた妹を連れて遠くに逃げるためにお金が必要だった。

ある時、郊外に住む元軍人が盲目で、事故で娘を亡くし保険金を30万ドル手に入れているという情報を得て

早速盗みを決行することに。

 

 

 

 

7/10(73点)

 

 

ネタバレあり

観る前は、散々ツイッターとかで余計な情報が結構流れてて、盲目の老人が実はめっちゃ強くて逆にやられる

みたいなことが2、3回流れてきてたので、予告編は観てなかったけどだいたい予想はついてた。

でも強盗が盲目の老人襲って倒す。ってだけじゃ10分もあれば終わるしー

そこからどう展開させて88分にもなるのよ?って思ってたんだけど。

 

爺さん登場まではテンポも悪く、ホラーならちゃっちゃと進まないとダメーって思いながら眠気も来た頃、

部屋で寝てる爺さん登場。そこからが徐々に面白くなってくる。

(というか、初めの方で 爺さんが女の子を引きずって歩く姿が出てくるので最終的にやられるんだな、

とわかっている上で途中までは観ることとなる。)

 

一人で暮らしてる割には広い家に住む爺さん。

寝ていると3人が音を立てながら侵入。

探しても探しても金も金目のものもなく、でかい鍵のついた部屋を見つけ、銃で鍵を壊して開けると

早速爺に捕まるチンケなチンピラ彼氏。

 そしてあっという間に殺られる。(自業自得です) ※正当防衛

 

そして爺さんは仲間がいるのを恐れて、家を全部塞ぎ、残りが何人か分からないまま閉じ込め作戦に出た

(なかなか頭いい。)

 

仲間を一人殺され、残った二人は息をひそめながら(Don't Breathe)必死に出口を探そうと、、、

いうより、息を潜めてクローゼットにいると、爺さんが入ってきて大金の入った金庫を目の前で開けたのを見たロッキー

暗証番号をしっかり目に焼き付け、後で開けるとそこには噂通りゲンナマが!

 

爺さん、目が見えないから五感は冴え渡ってるはずでちょっとした物音や匂いに敏感。

すぐに気づいて追いかけてくる

 

話は怖くない。

怖いのは爺さん。

 

地下に行くと、そこには、、、、、

 

 

サプライズ」もそうだけど、

「簡単にやっつけられるとナメてたら反対にやられちゃいました!」系

他にも盲目の人が襲われるという意味では、有名なヘップバーンの「暗くなるまで待って」とか

他にもなんか似た感じのあったなー 

あ、若干似たところで「ワナオトコ」はもっと好き。

 

途中まで、盲目の爺さんの方が見えないので不利だったのが

電気を消されてからは真っ暗闇の中、手探りで逃げることになり もともと盲目な爺さんは

自分の家だし見えないのは慣れてるので立場が逆転。

そこは面白い。

 

地下室の扉が出てきた前半で、さてはこの下に死体とか何かやばいもの隠してるな、爺さん

って思ったら、、、。

 

自分の娘を殺した女を誘拐し、地下に監禁して自分の子供を産ませようとしていた。

(ホラーにありがちな展開になってきて サムライミ臭がしてきたところ)

よせばいいのに、ロッキーがその女を助けようと言い出し、一緒に逃げようとしたところで

爺さんが外から入ってきて、銃をぶっ放すとその女が死んでしまったため

金は取られるわ、大事な女死んじゃうわで ますます怒り狂う爺さん。

 

しかし何度、死んだ。と思ったことか、ディランはありえないほど不死身。

ミッションインポッシブルのトムちんか、ジャックリーチャーのトムちんばりに不死身!

死んだと思ってたのにのちにすぐどっかから出てくる 笑 かなりしぶとい。

 

あ、これ、わたしは圧倒的に強盗の若者たちが早く殺られろーって思って見てたんだけど

(強盗する方が悪い)

このごに及んでまだロッキーが「お金置いてくの?!」とか言ってて笑える。

命の方が大事でしょうが。

 

長くなってきちゃったけど

この後、ロッキーを監禁して自分との子供を作るという気持ち悪い展開だったらどうしよと思ってたら

「俺はレイプはしない」とつぶやいて

なんと爺さんは冷凍保存?しておいた自分の精子出してきて

スポイトでロッキーに注入しようとしたから意外な展開キタ!

 

 

そして基本的にはやったりやられたりしながらなんとか爺さんから逃げて、

どっちが勝つの?的な展開をしつこいくらいに見せるけど、

外に出たら最後、もう来ないと思ったら最初にいた番犬が追いかけてきてこっちもディラン同様なかなかしぶとい 

 

とにかく、一体どっちが勝つのかというどんでん返しとまではいかないけど

二転三転しながら結局、勝ったと思われたロッキーだったけど 

ラストで、うまく逃げおおせたと思っていたが、老人が生き延びて病院にいる姿をテレビで偶然見て終わる。

続編あるかもね。

 

しかし、老人は盲目だからもう遠くに逃げたロッキーは捕まえられないだろうから

違うパターンで来られて同じことされても面白くないし、続編やるならさらにひねった面白い脚本でお願いします。

 

客層は若い子たちが多く、女の子の3、4人で来てたりカップルがデートでとか

あまり映画見ない人たちにはかなりウケがいい感じ。

ホラーたくさん見てる人には全く怖さがないし、スリラーとしての面白さだったら後もう少し何か欲しい。

ホラーの展開に持って行ったらもっと面白かったように思えるけどホラーもいろいろ出尽くしちゃった感あるから

新鮮で斬新なのもとめるのは難しいのかな

 

ワイワイ観るポップコーンムービーや、

怖がりな彼女とのドキドキデートで、っていうシュチュエーションにはオススメ。

 

 

それにしてもこの作品、結構大ヒットしてるみたいで

こういうので面白がる人が増えたってことは、実はやっぱりみんな怖いもの観たさなんじゃないかなーと。

音にびっくりしたり、息を潜めて観たりしてる人も多いようだし。

怖がることを楽しめると、もっともっとホラーファンも増えるのになー (ホラー推奨委員会代表:自称)

 

 

 公式サイト

DON'T BREATHE             2016年    アメリカ     88min

12月16日より、公開中〜

 

 

 

 

 

2016☆ベスト&ワースト映画/2016 BEST&WORST MOVIE☆

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今年で19年目

独断と完全なる好みで選ぶ、年末の映画ランキング

毎年言ってますが、個人の選出によるものなので映画の出来の良さではなく、

面白かったもの。好き。というのを重視

ちなみにつけた得点数順というわけではありません。

 

対象となるのは 2016年に公開された作品(既に観た来年公開作品はランキングに入れず)
ことしは劇場にて79本。
(試写含む、機内映画含まず。気に入って2回以上観た作品は1本と計算。)
おウチ鑑賞 DVD 約 62本(以前1度観た作品&レビューを書かなかったDVD新作&機内鑑賞映画、過去作品含む)

計140本。

タイトルクリックでレビューへ飛びます。
いつものようにラジー賞付き(※愛すべきダメ作品) 

劇場で観た作品、今年は2本未レビュー(ローグ・ワンとグリーン・ルーム。近日、レビューup)。

DVDで観たのでは未レビュー多数あり。

タイトル後の名前( )は、監督名。

では早速ベスト10から

 

 2016年 BEST MOVIE



1位

 エクス・マキナ (アレックス・ガーランド)

こーいうの大好物とにかく楽しみにしてたけど期待以上!滅多に出ない満点獲得

ラストも好き。 見た瞬間から、暫定今年の1位を結局そのままキープ。

見事、すべてがアップデートされた最新型SFムービー



 

2位

 リリーのすべて (トム・フーパー)

キャスト、音楽、映像、どれをとってもすべてが美しく。

主演したエディ・レッドメインと助演のアリシア・ヴィキャンデルがとにかく素晴らしい

 この二人だったからこその作品の出来。

アイナーとリリーという二つの性を演じたエディ・レッドメインに終始魅了された。

 

 

 

3位

 ヘイトフル・エイト (クウェンティン・タランティーノ)

 待ちに待った、タラの最新作はやっぱり最高。

細かいところ、見れば見るほど面白さが増すタラムービー。

キャストもいちいち相変わらずキャラ立ってる。

 

 

 

4位

 レヴェナント 蘇りし者  (アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ)

レオがついにオスカーを受賞したことでも話題となった1本。

とにかくサバイバル精神と、生命力の半端なさ!展開が目まぐるしく飽きさせない面白さで見ごたえあり!

 

 

 

5位

 死霊館  エンフィールド事件 (ジェームズ・ワン)

 ジェームズ・ワンの手にかかれば、続編だって手抜きなし!

史上最長期間続いたポルターガイスト現象が題材の実話ベースでぐいぐい引き込む。

信じるか、信じないかは貴方次第

 

 

 

6位

 インシディアス 序章 (リー・ワネル)

 「ソウ」コンビでもあるジェームズワン監督からバトンタッチで、俳優であり脚本家のリー・ワネルが初監督。

「インシディアス」の全日譚。

シリーズ中、最恐♡    (リン・シェイ演じる)エリーズの覚醒!

 

 

 

 

7位

 ザ・ウォーク  (ロバート・ゼメキス)

110階の高層ビル上で、命綱なしのワイヤー綱渡り!!の実話。

夢とパワーをもらえる映画

迫力満点大画面でこそ楽しめる。そして3Dが最高。

 

 

 

 

8位

 コップ・カー   (ジョン・ワッツ)

サツの車盗んでかっ飛ばす、のんきな二人の悪ガキVSキレまくりで必死すぎる悪徳警官ケヴィンの対比が笑える

低予算でも面白いものは面白い。これだからB級ムービー、やめられない

 

 


 

9位

 XーMEN アポカリプス  (ブライアン・シンガー)

このシリーズ、大好きだからもうご贔屓。

過去のあのキャラもあのキャラも出てきて豪華キャストも見どころの一つ。

そもそもの始まりが描かれる最終シリーズ。あとはスピンオフにも期待!

 

 

 

10位

 グッドナイト・マミー (ヴェロニカ・フランツ)

アカデミー賞外国語映画賞ノミニーの、ホラーではなく後味悪い系スリラー。

普通じゃない様子を呈したママは一体何者?

演出力と映像美!この雰囲気がものをいう!恐怖の対象の入れ替わりが秀逸。

 

 

 

 

次点

 「ストレイト・アウタ・コンプトン」「トランボ ハリウッドにもっとも嫌われた男」「怒り」「何者

 「ブルーに生まれついて」「スポットライト 世紀のスクープ」「シングストリート」「パラドクス

 

9位と10位、次点はもう結構同じくらい 

今年は8以上の面白い作品多くあったなー

 

 

 

 

 2016年 WORST MOVIE

1位

 インデペンデンス・デイ リサージェンス (ローランド・エメリッヒ)

見どころなし!内容なし!の金かけて技術upしただけの、ハリウッドおきまりのご都合主義ムービー

同窓会的に出演者だけ楽しんでるしょうもない映画。

ウィル、蹴って出演せず正解。




2位

 マーターズ リメイク (ケヴィン・ゴーツ&マイケル・ゴーツ)

こんなんリメイクだったら作らん方がマシ!

(※オリジナル版をみてください)




3位

 ラザロ・エフェクト  (ディヴィッド・ゲルブ)

蘇りモノなのに怖さゼロの見掛け倒しホラー。




4位

 追憶の森  (ガス・ヴァンサント)

名優とガスが描く、森のファンタジー。

突っ込みどころ満載、ガス・ヴァンサント初の?がっかり映画。




5位

 マギー   (ヘンリー・ホブソン)

展開なくじれったすぎるゾンビ映画。終始退屈

 

 

 

 

 特別賞 

 貞子VS伽倻子 (白石晃士)

いや〜まさかこの二人?が戦うとは世も末 笑

くだらないマンガみたいなのをあえて、という演出がまたうまい。

霊媒師&小生意気小学生コンビも参入して主演の女の子二人以外のキャラ全員濃

思ってた以上に楽しめた拾いモノ映画。

 

 

 

 ザ・ボーイ 人形少年の館 (ウィリアム・ブレント・ベル) 

劇場ではたった2日限りの公開。(ほぼDVDスルーのようなもの)

想像とはかけ離れた展開に持ってくところが想定外すぎて好き

 

 

 


 続いて特別賞の個人賞。

今年輝いてた女優賞

アリシア・ヴィキャンデル

「エクス・マキナ」「リリーのすべて」と、わたしの今年のベスト1、2独占で出演今年の顔。

今年は他に「二つ星の料理人」「ジェイソンボーン」にも出演。

来春は、プライベートで恋人のマイケル・ファスベンダーとの共演「光をくれた人」が公開!

 

 

メリッサ・マッカーシー

去年はサンドラとのバディコメディが良かったけど今年も「ゴーストバスターズ」リメイクと

ジュード共演のスパイアクションコメディ「SPY」(DVDスルー)で大活躍

どっちも良かった

 

 

マーゴット・ロビー

去年大活躍だったけど、今年は何と言っても「スーサイド・スクワット」での

ハーレクイン役が大ブレイク正統派美人だけど可愛い

今年は「マネーショート」や「ターザン」でも活躍。今後も大注目。

 


 

話題賞

わたしのblog内で今年トラックバックが一番多かった映画に勝手に贈ります!

オデッセイ  (リドリー・スコット)



 

哀しきDVDスルー


 ババドック 暗闇の魔物 (ジェニファー・ケント)

グロさなしで魅せる、クォリティ高めホラー




  ブレイキングゴッド  (アンガス・サンプソン)

こちらも拾いモノ映画! 「ソウ」のリー・ワネル演じる

「インシディアス」の霊媒師の弟子、クリスとタッカーコンビが最高♡

upしたいと思いつつ 残念ながら何ヶ月もストックに入れたまま書きかけ状態。レビューは年明けに。

 

 

 

 

来年、公開求む

  

 ありそうでなかった、アダム・サンドラーとベン・スティラー共演作!!

二人は仲の悪いユダヤ兄弟で父親はダスティン・ホフマン。

監督がしかも「イカとクジラ」のノア・バームバック作品!「Yeh Din Ka Kissa

撮影終わったらしいけど、一旦出たトレイラーが即削除されちゃってる。

日本でもどうか劇場公開されますよーに

 

 

 

 

THE RAZZIES MOVIE

 愛すべきおバカ映画に贈ります。

 今回は「愛すべき」ってほど全然愛しちゃいないが、、、

 スーサイド・スクワット  (デヴィッド・エアー)

何ヶ月も煽って期待させといてがっかり。

最高にクールないでたちだったジャレッド・レトの扱いひど。たった15分弱。

良かったのはマーゴット・ロビーだけという、中身空っぽダラダラアメコミムービー。

せっかく出てるウィル・スミスはじめ、全員印象薄でキャラ魅力なし。

 

 

 

 

 

 

 今年も去年にも増して更新あまりできなかったけど、

11年目を迎えて、ここに見に来てくださっているみなさまのおかげで続けております

年内でupしたかった映画や、温泉記事、オッサンコーナー、NYの残りの記事

どれもできなかったけど2017年も変わらずマイペースに突っ走っていくのでよろしくお願いします

今年は大晦日も仕事なのでブロガーの皆様のところへお邪魔するのは年明けになるかもですが

皆様のランキング、今年も楽しみ!

チャウ・シンチー待望の新作はじめ、2017年のお楽しみ映画もたくさん

 

2016年もありがとうございました

 

それでは皆様、良いお年を、、、、



1月公開⭐️新作映画リスト

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あけましておめでとうございます 2017

 

インフルで帰国が中止になってがっかりしていた甥っ子ルイが元旦に、サプライズでやってきた

ってことで休み中はべったり。少しづつ喋りだして今月2歳になるので可愛くてしょうがない

映画どころじゃないけど今月もたくさんなので頑張って観るつもり

 

※リンクの後のコメント後ほど追記します

 

 

月初め恒例 1月公開、観たい&観た映画のチェックリスト

 

今月都内で公開されるなかから気になる10数本ピックアップ。
いつものように、タイトルクリックでレビューか公式サイトへリンク(ほぼ観たい順)
1月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト

 

 


観た作品

 機内鑑賞。面白かったけどレビュー書き途中なので近日リンクします

 マギーズ・プラン  幸せのあとしまつ         1/21〜

グレタ・ガーウィグ演じるマギーが出会った既婚の文化人類学者、イーサン・ホーク演じるに恋をする。

彼の妻、(ジュリアン・ムーア演じる)との不思議な三角関係。

 

 

 


 ザ・コンサルタント    1/21〜

NYで鑑賞。レビューはupしてるけど、夜中に観てめちゃ眠かったのでもう一度見るつもり。

 

 

 

 

 

観たい&気になる作品 

一番はダントツこれ!!

 人魚姫    1/7〜

シンチーの最新作 若き実業家と美しい人魚の恋愛をコミカルに描くファンタジー。

開発プロジェクトのトップである実業家と人魚族の女刺客によるロマンス。

ダン・チャオ、シンチー監督作にも出演したキティ・チャン共演。

 

 

 

 

FOUND ファウンド     1/10〜

未体験ゾーンの映画たちにて上映。

家族の秘密をこっそり、兄が残虐な殺人鬼であることを知った11歳の少年の運命を描くサスペンスホラー。

いじめを受ける孤独な少年と、生首を隠し持つ兄との切ない兄弟愛を織り交ぜたストーリーで

各地の映画祭で話題をさらった1本。

 

 

 

 

 ネオン・デーモン      1/13〜

ニコラス・ウィンディング・レフン監督✖︎エル・ファニング。

ロサンゼルスのファッション業界を舞台に、美にとりつかれた女性たちの飽くなき欲望を描く。

これは逃せない!

 

 

 

 

 スノーデン    1/27〜

オリヴァー・ストーン監督が作。

アメリカ政府による国際的な個人情報監視の事実を暴き世界を震撼させた「スノーデン事件」の全貌に迫る人間ドラマ。

CIAおよびNSA職員だったエドワード・スノーデン氏がキャリアや恋人との幸せな人生を捨て、重大な告発を決意するまでの過程を描く。

 

 

 

 

グース・バンプス  モンスターと秘密の書  1/7〜

未体験ゾーンの映画たち

 

 

 

 

 ダーティ・グランパ    1/7〜

 

 

 

 

 

 マグニフィセントセブン     1/27〜

 

 

 

 

 

 

ドクター・ストレンジ    1/27〜

 

 

 

 

 

THE NET 綱に囚われた男    1/7〜

 

 

 

 

 

 

 ナーヴ   世界で一番危険なゲーム   1/7〜

 

 

 

 

 

 沈黙 サイレンス   1/21〜

 

 

 

 

 ザ・シェフ 悪魔のレシピ   1/31〜

未体験ゾーンの映画たち

 

 

 

 

以下、たぶん観ない。

 

今月、意外と多かったな

フリーパスまだ2回しか観てない 今月は未体験ゾーンの映画たちが今年も面白そうなホラーあるので楽しみ。

 

 

 

 

 


マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ/MAGGIE'S PLAN

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NYに暮らす男女のねじれた三角関係を描くシニカルコメディードラマ。

音楽といい、作風といいどことなくウディ・アレン風味。

 

NY行きの機内(字幕付き)で鑑賞。

 キャストがはっきりしてなくて目立たなかったんだけど、NY舞台っぽいからチョイスしたら

イーサンの日本で未公開の新作ではないか

 

面白かったから、日本でやらないのかなーと帰国後調べたら、来年1月に日本でも公開決定した。

 

 

結婚には興味がない独身のマギー=「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ。

ピクルスを作って販売する友人ガイから精子をもらって体外受精して産むと決めていた。

 

家庭を顧みない元妻に疲れてマギーと新しい生活を始めるジョン役、イーサン・ホーク。

 

ジョンの元妻で大学教授、ジョーゼット役にジュリアン・ムーア。

 

 

監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。

 

 

 

7/10(72点)

 

 

女性監督ならではの視点で書かれた脚本が、女性心をよく掴んでいて面白かった⭐️

男は、口うるさい知的妻から逃れたくてうんざりして別れた頃

ちょうど知り合った自分に興味を持って何でも聞いてくるような従順な若い娘に魅かれるのは無理もなく

、、、実際に一緒になる(結婚)と、子供をもうけるけれどまたそこでこんなはずじゃなかったという部分がお互い見えてきて。

元の妻と会ってみたら実はいい人で、やっぱり彼(旦那)を元の妻のところに戻そうと決意。

ってなかなかすごい話だけど実際こんなことあってもおかしくはないなと思ったり。

憧れを実現させた場合、現実は違うものとなる。という教訓のような感じが

ちょっとシニカルにウディ・アレン風味な作風で綴られていく。

イーサンは何をやらせてもいいなぁと思うし、今回の 小説家を目指すもなかなかうだつが上がらない

情けないダメ男っていうのもまた良かったんだけど

主演のマギー役が何だかあまりイーサンと合わないなぁと勝手な印象。

役柄的にはあってたかもだけど何だかイーサンと不釣り合いというか。生まれた国が違うせいかなー

それと、知的な元妻役はジュリアン・ムーアはすごくいいけど、これまたなんだかイーサンとは合わない感じしちゃう。

姉(あね)さん的な違和感??

(ならイーサン一体誰と合うんだ!と言われそうだけど)

面白い三角関係というかこの関わりが不思議で面白かった。

今月公開なのでまた観たいな♪

 

 

 

 

 

ニューヨークの大学で働くマギーは、妻子持ちの文化人類学者ジョンと恋に落ちる。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼットに愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、マギーと再婚。数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じていた。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつく。

 

 

 

  公式サイト      

Maggie's Plan        2015年      アメリカ    99min

1月21日より、ロードショー

 

 

 トロント映画祭にて。

 

 

 

 

人魚姫/美人魚/THE MERMAID

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待望のチャウ・シンチー監督&脚本最新作

 

シンチーお決まりの、細かくてベタでしつこいギャグ満載でシンチー節炸裂!!

 

中国では2016年の2月8日に公開。(旧正月)

初日だけで興行収入2億7000万元(約47億円)を記録。中国語映画の初日および1日当たりの興収記録としては過去最高となった大ヒット作

やっと日本でも公開!!

(だけど都内でも1館のみ、しかも上映は1日2回だけだから初日から立ち見出るほどの満席

 

毎回、シンチー映画で主演の子はブレイク、今回は20歳の林允(リン・ ユン)。

12万人のオーデションから当時18歳で芝居経験がなかったこの子を選んだ。

スーチー+石原さとみちゃん風でナチュラルキュートなコ

人魚の刺客、シャンシャン。

 

 

金の亡者の実業家リウ・シュエンに、ダン・チャオ。

 

 

ミラクル7号に教師役で出演したキティチャンも出演。

さらに女っぽさに磨きがかかり

 

 

タコ兄に、ショウ・ルオ。

 

 

他にもシンチー作品の常連組も数名

 

 

強欲な青年実業家のリウは美しい海辺のリゾート開発に乗り出し、邪魔な海洋生物を追い払うために巨大なソナーを設置する。そのせいで人魚族は行き場を失い、リーダーのタコ兄はリウの暗殺を決意する。そして人間に変装させた美しい人魚シャンシャンをリウのもとへと差し向けるのだったが…。

 

 

レビューは後ほど

 

 

 

 公式サイト

美人魚      2016年     中国・香港      94min

 

 

 

 

 

 

FOUND ファウンド/FOUND

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僕のお兄ちゃんは、クローゼットにXXを隠してる。

 


2012年製作のカナダ映画、無名のスタッフとキャストで

およそ8,000ドルという低予算の製作費ながら絶賛され、世界各地の映画祭で話題になったインディーズホラー。

 

 

シリアルキラーを弟目線で描いた青春成長モノ×劇中の変態スプラッタービデオ。

 

 

 

ホラー好きないじめられっ子少年、マーティには「The Impersonators」のギャビン・ブラウン。

これまた可愛いから感情移入しやすい。

 

 

 

普段は優しいが別の顔を持つ兄、スティーヴにイーサン・フィルベック。(左)

なかなか整った顔で独特な雰囲気のカリスマ性あり。

 

 

メガホンを取るのは、短編などを手掛けてきたスコット・シャーマー。

 

 

舞台は80年代。

いじめられっ子少年マーティは唯一の友達と一緒に趣味のホラー漫画を書いたり

怪しいコレクションが並ぶ廃屋に忍び込んでは遊んだり、

お母さんが許せばVHSビデオのレンタルショップに行ってホラー映画をレンタルし、

お兄ちゃんのホラー映画のコレクションを借りて友達と観たりが日課だった。

ある日、いじめっ子のことをお兄ちゃんに話すマーティ。

それがどういうことになるか、はご想像通り。

 

お兄ちゃんはお父さんと喧嘩ばかり。

お兄ちゃんは決してボクを傷つけないと言ってくれるけど、ボクが生首を見てることを知らない。

近所のビデオレンタル屋で見つけた「ヘッドレス」というビデオ。

中身のビデオテープが入っていない。誰かが盗んだんだと話すビデオ店員。(原作者のトッド・リグニーがカメオ)

家に帰ってそのビデオをお兄ちゃんのコレクション棚から発見!

友達と見ることにする。

 

その内容たるや!! 11歳の少年には衝撃すぎでしょ。

 

一緒に見てた友達はなんともない様子で、「内容がない」とか「つまんない」と言い捨てるけど

ボクは内心ドキドキしていた。

映画の中の犯人の顔とお兄ちゃんの顔がダブって見え

お兄ちゃんがこの映画を参考にしたんじゃないかと思えてきたからだ。

 

 

それもそのはず、タイトルは「ヘッドレス=頭なし」

チビってんじゃないか? もうお前を庇うのに疲れたからやめると言い出す友達に

「本当に怖いものを見せてやる」と、例のお兄ちゃんの部屋にある生首バッグをみせると

友達は真っ青になって吐きそうになり、心配したマーティの母親に「具合が悪くなったから母を呼んで」と言って帰ろうとする。

それは、黒人のいじめっ子の頭だった

もしもこのことを人に話せばどうなるか、釘を刺してから帰らせる。

 

その後、お兄ちゃんは部屋からなくなっていた生首入りバッグに気づき、、、

 

 

 

大まかにネタバレあり

 

8/10(85点)

 

 

モノローグから、生首を隠してる兄の秘密から静かに始まり、少年の日常が意外と淡々と描かれていくのに合わせて

映像も綺麗だったりするのでとりわけ衝撃サイコホラーと言う感じではないんだけど、

だんだんと不穏な雰囲気になっていく。

「ヘッドレス」というホラービデオ(架空のものだけど、その後1本の長編として作ったらしい)がかなり強烈の変態ホラーで

マスクを被った男が血だらけになりながら

誘拐した女の胸を片方切って顔を埋めたり、首切断部から流れる血を浴びて喜んだり、

目ん玉スプーンですくって食べたりしまいには生首とあそこに入れてアレしたり

そりゃもう頭おかしいんだけどそりゃ、兄がこんなの持ってて

生首やっちゃったりしてるの知ってたら色々参考にしてると絶対思うはず

 

このマーティを演じた子が可愛い子なので、お兄ちゃんに守ってもらうという幼さの残る感じが

余計にハマる。

普通の少年だったはずが、トラウマ経験によって変えられていく。

変えられるのを想像させる怖さと

 全てを見せずに想像させるという演出は、ホラーとしても重要ポイントであることを

もちろんわきまえた上で怖さを煽る、全編にセンスが良いなと思わせる出来。

 

そして、バッドエンド。 これでハッピーエンドにされても困るけど

最後の画の「後味の悪さ」。これはなかなかすごいよ!!

数あるホラーを見てきたけど「両親の生首の間に埋もれて猿轡される少年のラストカット」

鬼畜な兄は、これで大丈夫だと弟に言い聞かせ、血まみれで外へ。 

 

「誰かが見つけてくれるのを待つ。本当にホラー映画になってしまった」と冷静に?マーティのナレーション。

 

なぜ兄がこんな風になったのかには触れず、なぜ黒人ばかり狙ったのか、は黒人が嫌いというだけで細かくは描かれない。

単に人種差別。父親も同じ発言をしてることから、父親の影響はあると思われる。

これ、こんな単純な人種差別や近親相姦(強姦)描いたりして上映が限られるのも無理ないと思われる。

 

調べたら早々に2月3日にもうDVD出るらしい

未体験ゾーンは本当、リリース早いな〜。

 

気になる人は是非!

(DVDでもう1回見てみようかな)※わたくし変態趣味ではありません

 

 

 

11歳の少年マーティ。学校ではいじめられ、両親も不仲。そんな彼の楽しみは、家族の秘密をのぞき見すること。
お母さんの秘密は、ベッドの下に隠されたラブレター。お父さんの秘密は車庫の奥のヌード雑誌。
時々変わる生首をこっそり取り出して眺めるのを日課にしていたマーティだった、、、、。

 

 

 

 日本のチラシは明らかに少年(弟)の頭を掴んでいて、そんなシーンないのにひどい!

右下のは正解。(※少年ではない)

  公式サイト

 FOUND     2012年     カナダ   103min

1月10日より、未体験ゾーンの映画たちにて上映。

2月3日よりDVDリリース

 

 【映画 予告編】 FOUND ファウンド(未体験ゾーンの映画たち2017)

 

 

 

 

ネオン・デーモン/THE NEON DEMON

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ドライヴ」「オンリー・ゴッド」のニコラス・ウィンディング=レフン監督最新作。

 

 

 

美への執着、嫉妬、自信、

 

永遠の美への憧れが生んだ、その先に。

 

 

 

 

 

 レビュー続きは後ほど、、、!

 

 

 

 

美しく純真な16歳の田舎娘ジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるためロサンジェルスへとやって来る。するとその美貌が人々の目に止まり、すぐに事務所と契約できたかと思えば、気難しいことで有名な一流カメラマンのジャックに撮影してもらうことにも成功する。トップモデルの夢に向かって順調すぎるほどの素晴らしいスタートを切ったジェシーだったが…。

 

 

 

 

 

 公式サイト 

THE NEON DEMON                          アメリカ=デンマーク=フランス     118min

1月13日より、公開中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

THE ACCOUNTANT/ザ・コンサルタント

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日本公開は来年1月21日に決定。

先日のNYで一番楽しみで観てきたベン主演の新作

 

今回の滞在先であるチェルシー地区にある、徒歩3、4分で行ける劇場で

夜の11時半からの上映で、シャワーして髪も乾いてないまんま観に行った。笑

散々あちこち歩き回った1日の最後、終わるのは夜中の1時だったから

そりゃ大変、そんな状態の上、全編難易度高い専門用語的な英語だし、話も暗いし席はふかふかだしで(言い訳)

というか、せっかくベンとアナケンドリックなのにつまんない。

半分くらい寝ちゃったかも。かなり何度も落ちてた 

ので、今回は大まかな内容とキャストのみ。

 

しかし原題は「The Accountant」(会計士)なのに邦題は「ザ・コンサルタント」(会計コンサルタントってことか)

 

監督はギャビン・オーコナーで、最近ではナタリー・ポートマンの「ジェーン」や

ジョエル・エドガートンとトム・ハーディの「ウォーリアー」を撮った人。

 

町のしがない会計コンサルタント、ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。

彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。

その日から、何者かに命を狙われることに。彼は実は、“裏社会の掃除屋”だったのだ

 

 

ベン・アフレック演じるのはクリスチャン・ウルフ。

会計士で、裏の顔は腕ききスナイパー。自閉症で、完璧主義者で、天才的頭脳を持ち、年収1000万ドルの男。

世界中の犯罪者たちの会計士務めるという裏の顔も。

 

 

弟には、「ウォーキング・デッド」シリーズ1〜3でショーン役で出演し

ウルフ・オブ・ウォールストリート」「フューリー」など幾つかの映画にも出演のジョン・バーンサル。

この弟が実は一癖も二癖もあり。

 

 

 

クリスチャン・ウルフの正体を暴こうとする財務省のレイ・キングにはJ,Kシモンズ

メディナという女性を使ってクリスの正体を暴こうとする。

アナ・ケンドリック演じるメディナは分析官。

 

 田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?

 

 

 

最後の方はさすがに覚えてるんだけど、なんだかおかしな展開になってたなー

日本では来月公開なのでまた観るつもり

ま、疲れと退屈で 寝たというわたしにはあまりないことになってしまったけど

一応評価は低め。公開して再観したら上がるかなぁ??

 

 

5/10(50点)

 

 

 公式サイト

THE ACCOUNTANT              2016年    アメリカ      128min

2017年 1月21日ロードショー

 

 

 

ロンドンプレミアにて

 

 

 

 

 

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